「緊張するとお腹が痛い!」・・・過敏性腸症候群
症状詳細
以前から緊張が強いと自分でも感じてはいた。仕事始めて3年目で、やや責任ある役職に昇任した。その後から、仕事に行く前になるとお腹が痛くなることが多くなり、下痢のときもあれば、排便がないときもある。仕事のないときは症状はほとんどない。ストレスによるものと思い当院を受診した。
治療経過・結果
「過敏性腸症候群」と考え、専用の薬剤を開始した。症状は少し改善したが十分ではなかった。自律神経を安定するタイプの薬剤を併用することで、仕事に支障がないほどに症状は改善した。
考察・解説
「過敏性腸症候群」と聞くと、「腸の病気!」と思うかもしれません。間違いではありませんが、「過敏性腸症候群」は自律神経の乱れからくる症状、つまり自律神経失調症の類と思います。
内科での胃腸薬や、過敏性腸症候群専用の薬剤だけでは症状改善が十分でない時は、当院へご相談ください。
類似する症例
元々忙しい職場であった。ある日、職場でミスをして上司から叱責を受けた。それ以降、その上司がいるいないに関係なく、職場にいく時間になると、動悸や息苦しさを感じるようになった。そのうちに、仕事のない日にも動悸などが出るようになった。内科で心臓の検査をしても、とくに異常はなかった。内科でエチゾラム(デパス)が処方され内服すると、強い眠気に襲われ、その後は内服できなかった。当院を受診した。 ...もっと見る
家族のことで少し悩みはあったが、特に問題なく仕事もして生活していた。最初は風邪症状からはじまり、発熱や頭痛・鼻汁などもあった。その後から腹痛と下痢がおさまらなくなり、2週間以上続いている。内科で胃腸炎を疑われ薬も飲んでいるが、一向におさまる気配はない。1日に多い時は10回ほどトイレにいく。意を決して当院を初診した。 ...もっと見る