難治性の「頭痛」がある男性
症状詳細
数年前から時に頭痛はあったが、この1年ほどは毎日頭痛と吐き気に悩まされるようになった。近くの医院で頭部の検査も行い、「片頭痛」と診断され薬を使用していた。頭痛薬は飲むと短時間は効果があるが、すぐに切れるため1日5回ほど使用することもあった。薬の副作用か、時に胃が痛くなることもあった。思い切って当院を受診した。
治療経過・結果
自律神経を安定させる目的に、ある抗うつ薬を半錠と抗不安薬を併用して治療を開始した。治療の翌日から効果があり、片頭痛薬を飲む回数は、1日3~5回から0~1回へと激減した。
考察・解説
難治性の片頭痛の方に対して、自律神経失調症の治療を行い、症状が劇的に改善するといった経験をしました。
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