めまいで「メニエール病」と診断されたが・・・
症状詳細
仕事や育児など問題なく過ごしていた。ある日、自分の母に重い病気があることが判明した。その後から、めまい・吐き気などが強くでるようになり、不眠にもなった。友人から「メニエール病」のことを聞き、近くの耳鼻咽喉科を受診して治療を始めた。検査結果からもメニエール病と診断され、数種類のめまい薬を内服開始し2ヶ月ほど治療したが、めまいは続いた。不眠もあり当院を受診した。
治療経過・結果
睡眠をとるための睡眠導入剤、自律神経を安定させる目的に、ある抗うつ薬を半錠と抗不安薬を併用して治療を開始した。治療開始後すぐに睡眠は改善して、また2週間ほどでめまいは軽減していった。治療開始後から2ヶ月ほどで、めまいはほとんど見られなくなった。耳鼻咽喉科のめまいの薬も現在はすべて中止されている。
考察・解説
親の病気がストレスとなり、最初はメニエール病が発症したと思われる。メニエール病はめまいや吐き気などの症状が主だが、自律神経も乱れる疾患であると思われる。耳鼻科での一般的なめまい治療で効果が乏しかった方に、自律神経失調症の治療を行うことで、症状が改善するといった経験をしました。
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